新一発肥料
SDGs(持続可能な開発目標) 脱プラスチック
「一発肥」、「樹脂被覆肥料」と呼ばれるコーティング肥料の問題
- 水田等で使用された、いわゆる一発肥・コーティング肥料の殻はマイクロプラスチックとして環境中に流出します。
- 殻は紫外線に長時間あたると分解するとされていますが、プラスチック(殻)は腐食せず劣化し細かく破砕され海洋中を漂っているのが現状です。
- 大きさが数ミリメートル以下であるマイクロプラスチックなら、プランクトンからクジラまで、様々な大きさの海洋生物に誤食されてしまいます。実際に、これまで海で採取した生物の体内から、次々とマイクロプラスチックが検出されているのです。
- 今、日本近海におけるマイクロプラスチックの量は世界の海の平均値よりもはるかに多いとされています。
- プラスチックごみを減らすことは、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにもつながります。
多木化学が提案する脱プラスチックのロング肥料(一発肥)とは
- 樹脂被覆肥料(コーティング肥料)を使わない以下の肥料で脱プラスチック肥料を実現しました。
α型肥料:多木化学独自の製法によるケイ酸で硬く造粒することで溶出をコントロールした初期から中期に効く肥料
β型肥料:窒素をウレアホルム態にすることで長期残効を可能にした肥料
- 上記のα型とβ型の肥料を植物体に合う分量で組み合わせたロング肥料を開発しました。
【令和2年 実績】
下の折れ線グラフは、水稲の葉色を測定したものです。
初期から葉色が出て、ロング肥料の弱点である「初期の肥効が弱い」を改善しています。
肥料の残効に関しても良い結果が出ています。
収量、食味に関しては一般的な一発肥えと大きな差はありませんでした。
(下記の折れ線グラフ)
横軸:時間、縦軸:葉色指数
緑線:新開発のロング肥料
青線:一般的な一発肥
赤線:試験A品
【施用方法】
新開発肥料 15kg入り:窒素20%、リン酸10%、カリ6%、苦土1%
早期米:2袋/10a
普通作:2袋/10a (状態を見て猛暑が続く夏は軽く穂肥)
※こちらの商品は常時置いているものではありません。
※早めの予約注文をお願いします。
参考
多木化学
資料:九州大学 磯辺研究室から拝借(深刻化するマイクロプラスチックの海洋汚染問題に挑む・磯辺篤彦教授 | Research Close-Up | 研究・産学官民連携 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp))